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ゲームブック風のゲーム。ジャンルは微妙だけど正規ルートでのクリアには戦闘の勝利が必須なのでSLG扱いにしてみたよ。

操作はマウスクリック。いわゆるゲームブックのようなゲームで、表示される選択肢を選んでカッコ内をクリックしてその番号のページにジャンプするのが基本。ページ内ではフラグが立つ場面やフラグによって飛ぶページが変わる部分があり、冒頭の「プレイのしかた」にある通りメモやexcel等でフラグや所持品の有無をチェックしておく必要がある。またTRPG風のサイコロを使った戦闘の要素なんかもあったりする。

難易度は普通。シナリオが2つある内「蘭が好きだった男」の方は30分で終わる程度の短編で、こちらは純粋な探偵ものという感じで推理する感覚も面白く、個人的には結構楽しめました。テキストの出来は良好で理不尽な選択肢も少なく、これまでプレイしてきたフリーのゲームブック系ゲームの中でもかなり出来は良い方だと思う。

問題はもう片方の「ガルシアの髑髏」で、こちらは面倒な要素が多くて個人的にはプレイしててかなり疲れたよ。最初の内は戦闘での銃弾や時間に関してもある程度きっちり管理してプレイしてたけど、ゲームオーバー後のやり直しはかなり面倒で後半は結局多少のズル（死亡後の続行、ラスボス戦での銃弾管理無し、あと牢屋の突破も総当たり気味だった）をしてクリアしました。

髑髏の暗号を解く部分なんかは悪くないと思うけどね、やはりゲームブック系のゲームは後半でクリアに至る道筋が狭すぎてつまらなく感じるパターンが多いなぁ。あとこのゲームの場合はフラグが立った部分のテキストが他の文と同じでやや見づらいので色を変えるとかで強調してもらいたかった気がする。ちなみにこのゲームは同名の小説を著者本人が移植したものらしい。某アマゾンには中古品の出品もあったりするので気に入った方は・・・ってたっか（2018年12月時点で2万円越え）！


　　　　　

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