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ダンジョンに潜るRPG。
ウディタ製のゲームで操作はだいたい矢印キーで移動、z決定、xキャンセルとメニュー、vキーでマップ表示とか。戦闘はランダムエンカウントのターン制で基本システムに近い感じ。ダンジョンをクリアするのが目的で、フィールドが昔ながらのワイヤーフレーム的表示なのが特徴となっている。また相談コマンドから細かい進行状況に応じて掛け合い的な会話が読めたりする。セーブはダンジョン外の拠点でのみ可能となっている。
難易度は普通。戦闘に関しては一部の状態異常が厳しい程度でこの手のRPGにしてはかなりマイルドな印象かな。自分は「遅い」でプレイしたけどほとんどレベル上げせずにクリア出来る程度だったよ。フロアごとの強さの上がり方なんかは良く出来てると思う。ダンジョンの仕掛けに関しては1階から見えない通路が出てくる等それなりに難しく、一部でヒントや救済措置もあるものの謎解き方面の手応えは結構あるね。
そしてこのゲームはマップを埋めながらじわじわと進んで行く感じが楽しい。各フロアのマップの広さはちょうど探索し甲斐がある程度でどんどん先に進みたくなる魅力があったよ。レトロ風ながらウディタ基本システムの戦闘をそのまま使うことでテンポの良さを実現しているし、またキャラメイクが無いのも個人的には好み。それからテキストの出来は良好で相談コマンドのメタネタなんかも楽しく、この暗いダンジョンでも明るい雰囲気で探検できる構成は素晴らしいね。
あとは後半に水増し感が強いのはやや不満かなぁ。流されまくるフロアぐらいまではかなり楽しめたんだけど、その後は似たような仕掛けの繰り返しに加えて装備を買う楽しみが無くなったのも痛く、なんかかなり飽きてしまったよ。んー、個人的にはもっとスッキリ終わってもらいたかったけどね、まぁその辺は作者のこだわりとちょっと合わなかったですね。はい。
感想及び評価は完全に独断で手当たり次第根こそぎプレイしてガンガン書いてます。☆平均1.8ぐらい。
かつてはFlash8でゲーム制作も行っていました。
Youtuber(天野ガム)としても活動してます
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