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食堂を経営するゲーム。

操作はマウスクリックで、食堂のオーナーかなんかになって料理を作って客に出していく。コマンドの外出するで商店街の店から食材を購入し、料理を作るから食材を選んで調理するのが基本で、あとはそれをメニューに入れて販売するを選ぶと勝手に売れてくれる。得た資金を使って店を拡張したり調理器具で料理の幅を増やしたりするほか、料理大会で上位を目指すという目標もあったりする。

このゲームの特徴はレシピが明らかにされていない点。300以上あるレシピのほぼ全てを自分で考え出す必要がある。採用されている料理自体は馴染みのある、わかりやすいものが多いんだけど、まだ出ていないレシピは何か、どうやったらそれが出来るかを考えながら食材をぶち込むのはかなり独特なプレイ感覚。

そしてこの辺の実際の知識がゲームの中に反映される部分が面白いんだよなぁ。レシピ自体はしっかり現実のものに沿っているためひらめくと結構その通りに出来てくれることが多く、一つひらめくとそこから派生して一気に作れるレシピが増えたりするのも面白い。また調理済みのものをぐちゃぐちゃに焼いたら思いがけず新しいレシピになったりといった部分も楽しい。まぁ野菜入りのピザを作ろうとしたら何故かピザ入りのサラダが出来たりとかもあるんだけどね。
 
それから１日の流れ作業も良いね。朝起きたら買い出しをして、その後午前中は調理に専念、お昼から店を開けて夜になったら新レシピの研究や痛みそうな料理の再調理とか、だいたいハマるタイプのSLGってこういう組み立てがしっかりしてる気がする。もちろん調理に掛かる時間や体力の消費/回復のバランスも非常に良く調整されているし、ついついぶっ続けでプレイしてしまう魅力があったよ。

あとは知識やひらめきが無いとレシピが増やせないってのは良い点でもあるんだけど若干人を選んだりするかもしれない。来客が時々レシピの名前を教えてくれるけど知らない名前だったり必要な材料の入手方法がわからなかったりするので不自由に感じたりする場面もあったかな。一部のシナリオに影響するラザニアの作り方に関してはもう少しゲーム内でヒントがあっても良かったかも。 
 
ちなみに自分は２年目の２月に大会の最終戦で勝利、同年４月に個人的な目標としていたレシピ２００種類を達成し攻略サイトを見てみました。それによるとどうやら魚介等一部の食材は極端に手に入りにくい設定になっているみたいですね。有料の「決定版」があるらしくそちらではミニゲームかなんかで楽に手に入るらしい。んー、こういうのは不満ではあるけど、目標達成後でこの先はそれほどやる気はしてなかったのでまぁ許せるかな？はい。


　　　　　

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